塩井の失敗談⑪　～拝啓１０年後の君へ（後編）～ | バイリンク株式会社

こんにちは、バイリンク株式会社の塩井です。

今回は前回の続きで後編を書いていこうと思います。

前回のブログは社内で多くの反響といじりをいただき、少し社内がざわついた印象がありますが私らしいブログが書けて誇らしく思います。今回も塩井らしく香ばしさ万歳で書いていこうと思います。
 

前回は、バイリンクに出会うまでのお話を書きましたのでそこからですね。

フルコミに挫折し一文無しになった私は、不動産業界でもう一度成り上がろうと立ち上がる訳ですが、まあこれが良い求人が無いんですよね。半ば業界の知識がある分裏側が見えてしまうというか、どうせ稼げないやんというものばかりで数百とある不動産求人の中から宝探しをする感覚でした。特に不動産の業種は絞っておらず、売買仲介、買取再販、建売、マンション販売、ぶつ上げ、地上げなど片っ端から検討していきました。あれこれ検討している内に不動産の中でも何がやりたいのか冷静に考えたところ収益不動産でした。

そもそもなぜ収益不動産に興味を持ったのかと言いますと、前職の建売屋で売買仲介をしている時の上司が大手銀行系列の不動産会社出身で数億規模の収益不動産を定期的に触っているのを見て、収益不動産の世界を少し調べたことがあったのが理由です。調べたところ、一般的な住宅の売買営業と違いお客様との関係が1度で終わらず継続的に取引していただける点や扱う金額が大きい為その分リターンも大きい。また投資家がメインのお客様となる為、ビジネスで成功する上での基本である富裕層をメインに仕事が出来る。といった正に私が求める世界でした。

その気持ちを思い出してからは、収益メインで探し始めるのですがそもそも収益不動産をメインに扱っている不動産会社の求人が少なく、基本的には大手不動産会社の系列の部署や、銀行系の不動産しか無くかなり苦労しました。他には、ワンルーム屋などの収益不動産とは到底言えないただのテレアポ部隊などしか無く途方に暮れていたところ前職で可愛がってくれていたおじさん営業マンの言葉をふと思い出しました。「稼げて、かつ環境の良い会社は人が辞めないから表立って求人として出ない。基本的には紹介で人が回る」という話をたまたま思い出しました。そこで、大阪の若手不動産営業マンを集めて飲み会などをよく開催している新卒の時の先輩に電話をして助けを求めました。

「今転職活動しているんですけど良い求人が全然無くて、イケイケで稼げて面白い収益不動産の会社無いですか」と直球で聞きました。そこで出てきた会社が、そうバイリンクです。

「募集しているかわからへんけど、一回聞いてみたるわ」と聞いてもらえることになり、募集はちょうどしていたみたいでバイリンクの営業の方と一度飲みに行く予定まで決まり本当にとんとん拍子でした。

飲み会の日に来たのが営業の桝田さんなんですが、駅ビルで待っていた際遠くから歩いて来る姿は今でも覚えています。オーラがえげつなかったのです。背景が煌々と輝いているようで、自信たっぷりの振る舞いに圧倒されました。胸張りすぎてこの人そのまま後ろに倒れるんちゃうかと思うくらい胸を張っていたのを今でも覚えています。
 

そこからお店に入り、席に着いてまずはドリンクメニューを見ようとした瞬間「響で」という声が店内に響き渡りました。響だけに、、、

メニューも見ずに桝田さんはしぶい声で高級ウイスキーである「響」をドヤ顔で頼まれていたのです。その振る舞いに私はハートを射抜かれてしまいました。「え、ノールック響？しかもメニューも値段も見てないのに絶対高い響１発目から頼む？しかもノールックで！！」と私の心の中は驚きと感動でいっぱいでした。私が女性ならあの瞬間桝田さんのカリスマ性に惹かれもう抱かれていたと思います。

半ば不動産の経験があったからこそファーストインプレッションで大体目の前の営業マンが稼いでるか、やり手か分かりました。この人は本物だと。やっと出会えたと思いあれこれ質問しました。そしてまたこれもご縁なのか、たまたま代表が近くのBARで飲んでいて興味あるなら来てもいいよと言って下さりそのままお店に向かうことになりました。そこからはとんとん拍子で次の日に面接となり、その面接の次の日にはもうバイリンクで働いていました。

そして入社してから、「塩井は転んでもタダでは起き上がりません」事件があったり「初買付のお祝いの席で寝る」事件など色々あるのですが、気づけば長々と書いてしまいましたので、次回「～拝啓１０年後の君へ（完結編）～」にまわします。いつ10年後のビジョン語るねん、マーベルシリーズ並みに長ったらしいなと突っ込まれそうですが、次回に乞うご期待下さい。

ここまでお読みいただきありがとうございました。