塩井の失敗談56 ~20代の振り返り~ | バイリンク株式会社

梅田で働く不動産屋の日記

塩井の失敗談56 ~20代の振り返り~

2025-06-04

こんにちは、バイリンクの塩井です。

今年の8月で30歳になる塩井ですが、最近ふと20代を振り返ることがあります。

過去のブログでも書いたように色んなことがありましたが、お金だけにやたらと執着した20代だったかもしれません。20代のうちに1,000万以上稼いでやるという目標を設定し不動産業界に新卒で飛び込み、目標達成はしましたが振り返った時に仕事以外はなんも残らなかったなという虚無感もあるのが正直なところです。

 

もちろん稼いだ瞬間は楽しいですし、成果を上げるやりがいもありますが30代はもっと色んなことに挑戦してみたり、色んなところに旅行に行ってみたりしたいです。結婚して子供も2人くらい欲しいですね。人生の幅を広げるじゃないですが、ずっとお金だけ追い求めて「仕事で成果を上げて稼ぐ!!!」だけが脳内の大半を占めていた20代だったので、これからは人としての奥行きみたいなものが欲しいです。

 

30代はまだ365日仕事と成果だけを追い求めれば良いという意見も世間では多くありますが、そういう人の多くが30代を経営者として過ごした人が多いように思います。僕が仮に経営していて自分が100%株主のオーナー社長なら社員に同じことを言うと思います。

 

しかし個人的には労働者はお金と成果だけを追い求めても幸福度に限界があると感じます。そもそも稼げる上限がありますし、人を雇い、人を動かしてレバレッジを利かすことが出来ないのでどれだけ頑張っても自分一人の1馬力しか出ないというところがもう前提として破綻していますね。

 

時間においても同じで、自分がずっと動き続けなければなりません。特に営業職だと出世して表面上の役職は付いても定年退職するまで基本的にはずっと現場で数字を追い求める兵隊です。

 

一方で経営者は、大きなリスクを取ることで最初の数年は死ぬ程しんどいかもしれませんがそのしんどいフェーズを最短で走り抜けられる馬力と才能がある人は、売上に比例して人を雇用し、スケールさせていくことで自由な時間も自由なお金も指数関数的に増えていきます。頑張れば頑張るほど組織が形成され、仕組みが確立し、手離れして楽になってくる。まあこれが資本主義の仕組みですね。

 

つまり、そもそも戦っている土俵が違うので労働者として幸せになるならある程度のところでお金や時間の自由度に関しては「上には上がいるし自分はこれで幸せ」と満足させないとずっと自分の中に不足感があり幸せになれないと感じます。もちろん、成果は幸福度に直結するので社内競争に何としても勝ち続けるというマインドは必ず持ち続けなければなりませんが、満足させるところは満足させ身の丈を知るということも意識しなければなりません。

 

僕はその身の丈を知るということが出来ず、1,000万稼いだよっしゃ、次は1,500万稼いだよっしゃ、次は2,000万目指すかと一向に満足せず、ただずっと成果とお金ばかり追い求めて振り返ると20代はほぼ仕事しかしてこなかった人生だったなと虚無感を感じてしまいました。頑張っても頑張っても毎月毎年リセットされて全然楽にはならず、でも体力や馬力は年齢と共に確実に減少してきているというのを感じるスパイラルです。

 

経営者側になるならそれでもどこかで報われて楽になるフェーズが来ますが、労働者として勤め上げるなら解決策は「自分なりの幸せを見つける」、言い換えると成果やお金だけでなくそれプラス他のやりがいも仕事に見出さないといけないと感じます。部下の成長や会社の規模拡大への貢献、顧客・取引先満足度の向上などでしょうか。

 

正直自分の中で今答えはないですが、40歳になった時に良い30代を過ごせたと満足出来る10年にしたいのは間違いないです。

 

そんな人生の幸せとは何かを考え、明確な正解なんてなく掴みどころのない概念を向上心を持って追い求め続けることこそが人生の醍醐味なのかもしれません。

 

少し哲学的な話にはなりましたがそんな僕の20代の振り返りでした。

 

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ページ作成日2025-06-04

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