2026-09-01バイリンク創業物語#8
7回にわたって創業のきっかけや創業前に私自身が感じていた事を書いて参りましたが、そろそろ創業後の事を書こうと思います。
必要に迫られて作った会社ですが、創業直後には淡い夢や希望みたいなものがありました。自分がサラリーマン時代に考えていた理想を実現出来るかもしれない。もしかすると経営が上手くいってお金持ちになったりして?みたいな感じです。そんなに甘い物ではないという事はなんとなく理解していたつもりですが、いざ始めてみると私にとって会社経営は想像以上に厳しいものでした。
今までは売上を上げる事、営業活動の事だけを考えていれば良かったのですが、自分が社長になるとそこに人の管理と金の管理という大きな仕事が追加されます。また、組織としての方向性や方針も決めていかなければいけません。
それまでも稲ちゃんと大坪さんというメンバーと一緒にやってきましたから、上手くやっていく自信はありました。しかし、彼等は営業マンとしての私やマネージャーとしての私を認めてくれていたかもしれませんが、社長としての私を認めてくれていたわけではありません。営業マネージャーと社長という役割は売上を上げるという役割だけを見るとよく似ていますが、実は全然違う仕事だという事に気付くのは少し先の事です。
会社は2015年の3月4日が登記上の設立年月日ですが、実際は事務所に備品類が揃って仕事が出来る状態になったのは4月半ばで、大阪府から宅地建物取引業の営業許可が下りたのは5月の連休明けくらいだったと思います。
5月から本格的に営業を開始したのですが、最初はオープン景気と言いますか、「会社作って独立したんです」と各方面に挨拶に行けば、比較的良い反応を頂ける事が多かったです。応援してくれる人も沢山いましたので、仕事を振ってくれたり人を紹介してくれたり、色んな人からとても親切にしてもらった事を覚えています。
そんな開業景気の追い風に乗って、最初の数ヶ月はそれなりに売上が上がりました。と言ってもかろうじて収支が成り立つ程度の数字ですが、30歳の未熟な私を油断させるには十分な売上だったのです。
開業から約7ヶ月後の12月末、会社に最初のピンチが訪れます。潰れかけるのです。
ページ作成日 2026-09-01
