社長ブログ
業者の転売物件は買いません、という人
2024-04-08
「私、業者の転売物件は買わないんですよ。」
という人、会社は沢山あります。私も営業の一線で頑張ってた時はプロの宅建業者にも言われた事ありますし、一般の個人投資家の人にも言われた事、いっぱいあります。
仲介する営業マンとしてよく耳にするフレーズではありますが、これ言われると結構テンション下がるのですよね。
何故ならプロの宅建業者が販売している物件でも安かったり良い物件は沢山ありますし、一般個人のいわゆるエンドと言われる人が販売している物件でも高い物件は多いからです。
特に最近はプロみたいなアマチュアやアマチュアみたいなプロが沢山存在しますから、プロとアマチュア(エンド)の垣根は限りなく低くなっている実感があります。
なんとなくの印象ですが、むしろ相場をあまり知らない分、一般のアマチュア売主の物件の方が相場を無視した高値で売り出されている事が多い様に思いますし、業者個人問わず欲張りな人はいつの時代も少なくありません。
そもそも、いわゆる転売物件というのは何故印象が悪いのでしょうか?
業者売主の物件は大きく分けて2種類ありまして、ひとつは転売物件と言われる物件。もうひとつはプロジェクト案件と言われる物件です。
転売物件は買ってから何も手を加えず右から左に売り捌く案件の事です。ただ単に安くかって高く売るだけの物件なのですが、一般的にはこちらの印象が強いと思います。
プロジェクト案件というのはプロの宅建業者が購入してから大規模な改装工事をしたり、入居者(賃借人)を入れたりして、一手間二手間加えた後に販売する物件の事です。
嫌がる人が多い転売物件というのは上記の転売物件なのですが、バイリンクでは業者の転売物件だから買いませんという事はありません。売主が業者だろうが一般個人だろうが関係なく、一件一件査定して価格を提示するだけです。近隣の成約事例や過去の案件と比較する事はありますが、全て自社で目利きをしますので、結果的に業者売主の物件もかなり沢山購入しています。もしかすると全体の3割位は業者売主の案件かもしれません。
業者の転売物件と言っても色々ありまして、何か事情があって安く買ったけども、早期現金回収のために早く売りたい事もありますし、プロでも相場に詳しくないエリアがあったり、慣れていない種類の物件なのかもしれませんので、一概にプロと言っても色んなプロがいるのです。
以上の事を鑑みて、業者の転売物件は買いませんという人を見ると、目利きに自信が無いのかな?とか、もったいないなぁとか思ってしまいますし、率直に申し上げるとそれでもプロか?と言いたくなってしまいます。
不動産業に限りませんが、目利きと値決めは経営で1番重要な部分です。
目利きに自信が無い、目利きが出来ない、というのはちょっと頼りないのですが、それだけアマチュアみたいなプロが増えてきているという事でしょうか。
<< | 2024年12月 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | |
8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | |
15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | |
22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | |
29 | 30 | 31 |
- 2024年12月(0)
- 2024年11月(0)
- 2024年10月(0)
- 2024年09月(3)
- 2024年08月(0)
- もっとみる