社長ブログ
初心者、中級者、上級者
2018-02-16
こんにちは。小泉です。
商売の世界でも職人の世界でもスポーツの世界でも初心者、中級者、上級者、という段階があります。始めたての人はまず見習いです。先輩の仕事を見たり教えてもらったりしながら文字通り見習いの時期を過ごします。その次は自分でも少しずつ出来る様になります。先輩に比べれば全然ですが、なんとかやっていけるレベルと言えば良いでしょうか。部下や後輩も出来てきます。
そして上級者です。一人前です。ここからが勝負です。教えてくれる人は誰もいません。今までの経験と努力、自分の才覚を頼りにさらにレベルを上げていく段階ですね。
初心者から中級者の間は基本的に能力は伸び続けます。普通にやってればオッケーかもしれません。一直線で伸びますので人によってはスランプも経験しないかもしれません。
この時期に必要なのは諦めない事、結果が出なくても愚直にやり続ける根気、一途な気持ちです。
しかし上級者になると一直線では伸びません。1センチ進むのに何年もかかる程微妙な世界に入ります。ここから本当の工夫が必要になるのですが、超一流と呼ばれる人は上級者ステージをなんらかの工夫と努力で抜け出した人なんだと思います。
私は今社会人としては15年目です。不動産屋としては12年目で会社は4期目になります。
世間一般で見たらいいとこ中級者でしょう。駆け出しと見る人もいるかもしれません。
しかし社員も家族もいて会社の代表者であったり、しょうもないミスが許される立場ではなくなってきました。
更に今まで気合と根性で来てますからポテンシャルの余裕はありません。能力も売上も一直線では伸びなくなってきていて、ガムシャラな努力だけで勝てる世界は抜けてしまった感があります。
一生懸命仕事するのは当然なのですけど、それだけではクリア出来ない課題が増えてきた気がします。
そこで最近取り組んでいる事なのですが、意識的にガムシャラに仕事する時期と行動量はあえて抑えて考える事に時間を使う時期とを分ける事を行なっています。
ガムシャラに仕事をすると体力は必要ですが、どんどん情報が入ってきます。忙しいので消化し切れませんがとりあえず沢山の出来事が起こります。なんでもかんでもやってますから質は低いかもしれません。
そうすると疲れてきます。やってる割には儲からない状況になりますから、煮詰まってきますね。
その状態で今度はリラックスする状況を作ると集めた情報を元に最も効率の高いやり方の様なものが浮かび上がってくる気がします。
沢山仕事してる割に儲からない事の辛さが一番よくわかっている状態ですから、脳ミソが効果的効率的なやり方に飢えています。自分自身の強みとかユニーク性という部分にも向き合える準備は出来ていますので、そういう発想が思い浮かびやすいですね。経験上。
自分自身に揺さぶりをかけて、1年かけて脱皮しようという試みです。上手くいけば別人の様になるかもしれません。
人間は放っておくと現状維持バイアスの様なものがありますから、意識的に刺激を入れてあげないと停滞するというのが現時点で私がはっきり認識している理屈なのですが、刺激を受けるとはっきりと反応する、というのも人間の面白い部分、希望の持てる部分です。
初心者の時、中級者の時、上級者の時、それぞれに必要な努力の仕方が違うのではないか、という話でした。
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