社長ブログ
批判する側と批判される側
2025-06-19
批判する側と批判される側
私はいつも社員に批判する側ではなく、批判される側になれと言っています。
他人の悪口を言ったり批判する側はノーリスクで何らかの成果を得たいという姿勢の表れであり、批判される事を覚悟で挑戦する側は得たい成果に対してリスクや時間等の代償を差し出す覚悟が表れています。
人の悪口を言って得られる成果なんて大した成果ではないのですが、精神的な安心?や他の人と一緒に誰かを批判する事による集団への帰属意識等があります。今の時代ではあまり必要ではないというか、お金を稼いだり何らかの社会的成果を得るためには邪魔になる感覚のひとつでしょう。他人から尊敬される事も減ります。
(しかし批判屋さんや愚痴っぽい人であればあるほど自分で批判や悪口を言っている意識はありません。逆に自分は愚痴っぽい人間では無いという認識を持っているケースの方が多いです。)
人間は本能的に他人から批判されたり、仲間外れにされる事を恐れます。大昔では集団の中から排除される事は死活問題でしたでしょうから、その感覚は理解出来ます。しかし仲間外れに限らず今の時代で成功をおさめるためには適切なタイミングで自らの本能に逆らう事が重要なポイントと言えるでしょう。他人に嫌われる事を恐れない人間は思い切った事が出来ますが、社会や世の中を変えれる人はそういう人です。ある意味では既存のルールや社会構造を無視したり、破ったりする必要がありますので、絶対に批判や悪口、いわゆる誹謗中傷に被弾します。
私は会社の方針に関して決断したり、社外内を問わず何らかのメッセージを打ち出す時に、必ず敵を作る様にしています。誰からも批判されない、敵を作らないメッセージなんて大したメッセージでは無いのです。敵を作らない様にすると当たり障りの無い無難なメッセージしか書けませんから、社会的な影響力も限定的になってしまいます。また、誰から好かれたいかという事よりも、どんな人から嫌われても良いと考えているか、という事の方を私は大切にしているのですが、それは「好かれたい」に覚悟は不要ですが、「嫌われても良い」には覚悟があるからです。その覚悟こそが人の個性になるんです。
私自身の信条として、挑戦を是としています。
反対にリスク回避や低いレベルでの安定に甘んじる事には否定的な立場です。
バイリンクの株主は私1人ですから、良くも悪くも私の個人的な信条や価値観が経営に色濃く反映されており、勇気を持って思い切った事が出来る人間は評価されますし、影に隠れてリスク回避に徹する人間には居心地の悪い場所になるかもしれません。それで良いと思いますし、自然にそうなって欲しいとすら思います。