スランプ | 代表ブログ | バイリンク株式会社

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スランプ

2025-12-01

 <スランプ

いくら頑張っても結果が出ない事、ありますね。原因は何かわからないまま、不調が一定期間続く事をスランプと言ったりします。

原因がわからないという部分がポイントでしょうか。病気や怪我も一緒で、原因がわかればそれに対処する事は比較的容易ですが、原因不明は治療の難易度や深刻度を飛躍的に高めてしまいます。

しかし、病気や怪我の場合であれば原因が全くわからないという事はそれほど多く無いかもしれません。ハッキリとした原因が明らかなケースで無くても、多くの場合で直接間接含めその病気に繋がった要因をいくつかリストアップするが出来ますので、いきなり100%の正解を当てる事は難しくても、ある程度解決に繋がるアプローチを思い付くと思います。

それに対して営業成績が良くならないとか、会社の業績が低迷している場合はもう少し複雑です。この仕事だけではありませんし、結果を求められる職種を選択した人のほとんどが経験していると思いますが、一体どうすればスランプを抜け出せるか、解決策がわからない事がほとんどだからです。経済や世の中の動きは複雑で、しかもとても早くなってきています。また、人間の気持ちや競争相手の動きは簡単には予測出来ませんので、正解どころか正解を思い付くきっかけすら思い浮かばない事も多くあります。

一度スランプや不調の重症度をまとめてみましょう。簡単な順に挙げてみます。

1. 原因が判明しており、解決策も明らか
2. 原因は判明しているが、解決策はわからない
3. 原因も解決策もわからない。


箇条書きにするとなんだかシンプルというか当たり前の話に思えてきますが、1や2はそれほど深刻な状況ではありませんので問題は3です。

これも当たり前の話ですが、解決策を探す前に原因を考える必要があります。
口で言ったり文章にすると簡単ですが、複数の要素・色んな可能性が考えられますので、原因の特定も簡単な事ではなく、自分で自分のスランプの原因を特定出来る人はかなり優秀な人材だと言えるのではないでしょうか。

そこで提案したいのですが、何か大きな問題を抱えている場合に、大きな問題を細分化して複数の小さな問題に分けるというアプローチをやってみて欲しいのです。
自己啓発本や偉人の伝記等を読んでいるとかなりの確率で出てくる方法なのですが、これは時代や状況の壁を越えて様々な人、様々な状況に対して普遍的に有効なアプローチだと思います。原因という言葉だと対象が大きいので、私は課題という言葉を使っていますが、目標を達成するために自分(自社)に足りない課題は何か?と逆算するのです。問題を出来るだけ小さく区切って考えるのがコツだと私は思っています、というか多くの偉人達もそう言っています。

間違っていても良いです。仮説で良いのです。最初からいきなり正解を狙いにいくというよりも仮で良いから課題を設定して、それに向かって行動してみると新たな課題が見つかったり違うアプローチを思い付くはずです。心(頭)と身体は繋がっていますから、立ち止まって考えるよりも足(身体)を使いながら考える方が遥かに効率が良いのです。

業績を上げるためには何らかのアイデアが必要です。アイデアというと何だか大げさですが、ちょっとした思い付きの事をかっこ良く言うとアイデアという言葉になります。

今の自分にとっての課題はなんだと思いますか?と聞かれて、考えて答えた内容はちょっとした思い付きですよね?それはひとつのアイデアであり仮説です。
今日の晩御飯なに食べようか、昨日焼肉だったから今日は魚が良いかな?というのも立派なアイデアでしょう。

なんでも良いので課題を設定して、その課題をクリアするために行動してみて下さい。行動を続ける中で新たな課題が見つかるはずです。無理に探そうとしなくても課題を見つける意識さえあれば課題の方からこちらに近付いてくれる事もありますし、単なる思い付きで良いのですから、そう考えるとどんな人にでも可能性がある様な気がしてきませんか?

私達に必要なのは答えではなく問いであり、解決策ではなく課題です。
当社も私個人も今まで数えきれない程のピンチを経験して、その度になんとか乗り越えてきましたが、その原動力は特別なアイデアではなく苦し紛れの思い付きです。

スランプというのは苦し紛れの思い付きを何度も何度も繰り出して、気が付いたら抜けているものなのです。

止まない雨は無い、みたいなことわざがありますね。私はこのことわざが好きではありません。どこか受動的なニュアンスを感じるからです。待っていれば晴れる、みたいなニュアンスでしょう?雨はともかくスランプは待っていれば過ぎ去る様な性質のものではありません。

課題を探し、思い付きを行動に移しながら悩んで、苦しんで抜けていくものです。
楽しんで仕事をしようとか、仕事は楽しいもの、みたいな認識ではおそらく耐えられない世界観ですね。

ページ作成日2025-12-01
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