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利益の先延ばし

2019-11-11

こんにちは。小泉です。

商売でも人間関係でも、何故かスムーズに運ぶ事もあれば、何故か上手くいかない事もあります。
色んな要素があるとは思いますが、原因のひとつに利益の先延ばしが出来ているかどうか、というコンセプトがあるように思います。

人間誰しも損はしたくありません。デメリットを排除してメリットだけを受け取りたいのは万人に当てはまる心理です。

しかし、まず先に自分の利益を確保しようとする会社が繁栄する可能性は今の時代、特に低いでしょう。同様にまず自分のメリットを先取りしようとする人が他人からの尊敬を集める事はありません。そんな都合の良い会社、都合の良い人と付き合いしたいと思う人は少ないからです。

売りたい売りたいの会社、顧客のメリットよりも自社の都合が見え隠れする態度はお客さんから最も敬遠される態度ですし、自分の都合しか考えていない人が仲間から好かれない事はなんとなくわかると思います。

利益やメリットというのはお金だけではありません。手間暇や思いやりの場合もあり、いわゆる利益の先延ばしが出来ない人の事を表現する言葉としてお金の場合は「ケチ」、手間暇の場合は「横着」、思いやりの場合は「横柄」等があり、大昔からそういう特徴のある人は皆から嫌われてきたはずです。

ケチとは単なる節約家の事ではなく、他人のお金には配慮がないのに、自分のお金の時は大事に使うというニュアンスがありますし、横着というのは自分が楽するために他人に対してずうずうしくするという意味合いが強いように思います。

ケチや横着が良くないという事を理解していない人はほとんどいないのですが、いざ自分が他人のお金を大切に考えているか、他人のために手間暇をかける事が出来ているか、と考えると微妙なものかもしれません。

しかもそれがお金をもらって、あるいはもらうために頑張らないといけないビジネスであっても、例外ではないのではないでしょうか。

本気でお金を稼ごうと思えば、自社のメリットは一旦置いておいて、顧客の利益を第一に考えて仕事する必要があります。
人から好かれたければ、自分の都合は後回しにして、他人のために奉仕しないといけないかもしれません。

自分の出来る事で顧客の役に立てる事は何だろうか、この人のために自分は何が出来るか、と考えて行動する事は頭でわかっていても中々大変なものです。そうする事で自分にメリットがあるかどうか、わからないので余計です。
しかしそれが出来ないと現代で他人や他社に対して影響力を持つ事は不可能でしょう。

つかみ所の無い話なのかもしれません。そんな風に生きていけば悪い人に騙されるかもしれない、利用されるかもしれない、と思うかもしれませんし、実際に悪い人から利用される事もあると思います。

ただ、希望のある部分もあります。
世の中全体として、その様な態度は非常に需要がある様で、私個人の感覚としては利益の先延ばしとは言いますが、自分の利益として返ってくるまでの時間差は限りなくゼロに近いのではないか、という実感があります。
 
商売や人間関係に一言で言えるコツなんてものは無いのですが、もしあるとすれば、自分が他人に何をしてもらえるか、では無く、自分が他人や世の中に対して何が出来るかを考えて実行する事、かもしれません。

 

 

ページ作成日2019-11-11
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