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梅田で働く不動産屋の日記
塩井の失敗談② ~ネット面積とグロス面積の違い~
2023-04-10
こんにちは、バイリンク塩井です。
前回から失敗談ブログを始めた塩井ですが、事業用の不動産を扱うにおいてよくお客様が 間違う「ネット面積」と「グロス面積」の違いについて書いていこうと思います。
何かブログのネタになる程の面白い失敗談があれば良かったのですが、今週は大ポカする こともなく何書こうかなーと考えていたところ、以前事業用の賃貸物件の概要書を作成し ていたときに上席に指摘されたことを思い出したので、今回は少しお勉強的な内容にしま す。
お客様がよく間違うと書きましたが、実需の売買や居住用の賃貸しかやったことがない営 業マンの方も意外と知らないのではないでしょうか。実際、私も入社して事業用物件を触っ て初めて知りました。
前置きが長くなりましたが「ネット面積」とは、実際にオフィスとして利用できる有効面積 のことです。一方で、「グロス面積」とは、トイレ、水回り、廊下等、共用部部分の一部を含んだ契約面積のことを指します。
資料がネット面積かグロス面積か確認せずにお話を前に進めてしまうと、後々内装工事の 為に実際に図ってみたら思ってたより実際に使えるスペースが小さかったなんてこともあ るので注意しましょう。
これは弊社の自社物件入居促進部の者が共有ラインの報告で上げていた内容にはなります が、最近はネット面積で物件概要書を作成する業者が多いらしいです。というのも、素人のお客様にいくらグロス面積とネット面積の違いを説明しても、資料に記載の面積より小さいとなると不審がられてしまうというのが理由です。
確かに不動産に詳しくないお客様の立場で考えると、グロス面積を見て「だいたいこれくらいの広さの物件かな」と想像していて、実際に現地で見た物件の面積が明らかに資料に記載の面積より小さいとなると確かにそう思ってしまうのも無理ないのかもしれませんね。
他にも不動産の面積では、「壁芯」と「内法」や「登記簿面積」と「建築面積」など知って いないとなぜ同じ対象物件なのに面積が変わるのか理解できないことが意外と沢山ありま す。面積と一口に言っても色々あり、測り方や対象物件のどこからどこまでを指すかによっ て変わってくるんですよね。
この辺りの関連する知識も取り上げていきたいところですが、あれこれ書くと本題からぶれるので、本日はこの辺にしておきます。また追々その辺は書いていこうと思いますので、 ご期待下さい。