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梅田で働く不動産屋の日記
塩井の失敗談㉝ ~不動産買取業者の存在意義~
2024-11-26
こんにちは、バイリンク株式会社の塩井です。
今回は不動産買取業者の存在意義について書いていこうと思います。
先日弊社の代表と雑談していた際に社会的に意義のない仕事はあるのかという話題で盛り上がったのですが、ふと自分の仕事をそういう視点で見たことあまりないなと感じ考えてみました。社会的な価値提供という視点で見た際、弊社が行っているような不動産買取事業は一言で表すとバリューアップでしょうか。
もちろん不動産買取と言っても色んなジャンルがあり、安く買える物件を探して横流しするだけや、全空のレジを買って解体し土地として卸す業者、土地を購入し自社で新築を建築してから販売する業者、相場より安い賃料で付いている物件を購入し賃上げを行って再度販売する業者、空室が多い物件をリーシングし収益物件として蘇らせて販売する業者、古い物件をリノベーションして販売する業者など多岐に渡ります。
弊社の位置付けは後半の3つです。空室の多い物件および全空の物件を購入し、自社でリーシングした上で利回り商品として再販売します。またその際、建物や室内のリノベーションも物件によっては行います。また、市場の相場より安い賃料で付いている物件を購入し、賃上げを行い収益性を高めてから再販売することもあります。
ここに社会的価値、意義があるのかなと個人的には思います。結局仕事の本質は誰かの「めんどくさい」「やろうと思ったら出来るかもしれないけど時間がない」「めんどくさい」ということをその分野のプロフェッショナルが代わりに行い、その報酬としてお金をいただくことです。
リノベーションや賃上げ、物件を安く買う為に毎日探しまくる、賃貸を付けるなど、個人の投資家様も出来るかもしれないですが、そんなこと一からやっていたらいくら時間があっても足りません。時間、リスク、知識の習得、それらすべてをあらゆる分野で費やすのは現実的ではありません。それを弊社が行い、後は購入していただければ毎月収入が入ってくる収益物件として完成させ、収益不動産市場に購入後再度提供することが社会的な意義だと感じます。
飲食事業だろうが、製造業だろうが、教育事業だろうが、専門職(弁護士、税理士、司法書士)だろうが結局だれかのめんどくさい、知識を習得するまで時間がない、といったことを代わりにプロレベルで提供することに価値があるんですよね。
ついつい仕事というのは慣れてしまうと惰性でやってしまいがちですが、プライドを持つという意味でもこういう思考は大切だと感じます。
大儀が無いような時代だからこそ大儀を持って仕事に向き合いたいものです。