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梅田で働く不動産屋の日記
塩井の失敗談㊸~不動産価格の過熱具合に関して~
2025-02-17
こんにちは、最近ブログのネタが無く締め切り前に漫画家のように頭を捻る塩井です。
さて、最近ふと感じることは不動産どんどん値上がりしているなということです。これは実需、収益問わず言えることですね。
大阪だとミナミと言われるエリアは顕著で、数年前までは二束三文にしかならなかったような場所でも今では坪単価のゼロが一つか二つくらい増えています。
色んな要因があると思いますが大きな要因の一つは中国バブルでしょうか。中国人が日本の不動産に興味を持ってからの相場の上がり具合は凄まじいものがあります。また、地方都市の神戸や京都の実需、特にタワマンや大手デベロッパーのブランド分譲マンションもえげつない上がり方をしています。
諸外国に比べるとまだまだ日本の不動産は安いと言われるので、すごく長期で見れば株と同じで経済が成長している以上上がっていくのでしょうが、御上の動きには常に注目しておかなければなりません。
バブル時の総量規制や金利の変更など不動産価格に大きな影響を与えるのは消費者の購買意欲だけでなく、御上の施策も大きいからです。特に過熱し過ぎると何かしらの手を加え市場価格(相場)が一気に変わるタイミングになるので、僕らのように収益不動産を触る仕事は特に敏感にならなければなりません。
最近だと神戸市がタワマンの空室税を検討しています。現在神戸市のタワマンの30階以上は50%以上の所有者が投資目的で実際に購入者が住んでいないと言われています。神戸市としてはオリンピックの際に投資家が買いあさって空室まみれになっている東京の晴海フラッグの二の舞になりたくないという思いがあるそうです。
狙いとしては、空室税を導入することで投資家の購買意欲を下げ加熱している不動産価格を適正基準に戻し、居住目的(実需)の人が購入出来るようにしたい、つまり空室を増やさないようにしたいということです。
まだ導入検討段階ですがこれが実際に施行されると税金取られるくらいならというオーナーの考えからタワマンの賃料相場が下がる可能性もありますし、売り物件も増えてくるのではないでしょうか。固定資産税との二重課税問題や不動産価格の急落の危険性など問題点は多いですが、近畿圏の主要3県の収益不動産を扱う弊社としても今後の動向に注目したいところです。
とはいえ、常に攻めの姿勢を崩さないのがバイリンクです。
日銀の利上げの話もありますが、代表のトップダウンで常に迅速に小回りが利くのが弊社の強みなのでまだまだ強気に収益不動産を購入していきます。京都エリアの開拓もありますので、積極的な姿勢は変わりません。
是非どしどし物件情報お待ちしております‼