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梅田で働く不動産屋の日記
塩井の失敗談52 ~慢心と思い込みに足をすくわれるという話~
2025-04-21
こんにちは、バイリンクの塩井です。
最近分かりやすい失敗をしないのでブログのテーマがどこかに飛んでいったんかと自分でも思っていましたが今回は久しぶりの失敗談です。
どんな失敗かというと、つい先日久しぶりの契約ブレイクをしてしまいました。手前味噌ですが、僕は新卒から不動産業界に従事しているのですが買付後のブレイクは片手で余るくらいしか経験がありません。
元々ハッキリものを言う性格なのと、理屈っぽいのでお客様がまだスッキリしていないポイントがある段階で納得のいかない中途半端な札を貰わないのもあるかもしれませんが、とにかく同世代や同歴の人に比べれば圧倒的に少ない方だと思います。
そんな中々ブレイクしない僕がなぜ買付後のキャンセルを食らってしまったのかというとタイトルにある通り「思い込みと慢心」です。
弊社売主の自社物件だったんですが、遠方の不動産会社様からの買付で商流は仲介が一社挟んでいるというケースでした。仲介が以前働いていた職場の元同僚だったのと、申込人が業者ということで買付後のキャンセルはまさかないだろうとグラグラの買付を受け取ってしまいました。
買付受領後に深くヒアリングすると心配な要素はあったのですが、上記2点にバイアスがかかってしまい「まあ大丈夫やろ」という甘いマインドになってしまいました。
時間が経つにつれ冷静さと客観性を取り戻して、細かく詰めていったことで最悪のパターンである契約日を長く引っ張られてブレイクするという事態は防げましたが反省すべき出来事でした。
僕も人間なのでこういう際に「プロのくせに買付後にキャンセルみたいなダサいことすんなよ」と他責マインドが押し寄せてきてしまいますが、ここでいかに自分に落ち度があったか反省して次に繋げるかが大切ですね。
ある程度慣れや経験からこれはこうだろうという予測が出来てしまいますが、これに足をすくわれるケースは多いのではないでしょうか。「思い込み」と「経験から来る予測」を混同してはいけませんね。今自分が考える予測は経験から来るものなのか、単なる慢心と思い込みなのかハッキリ認識して、その都度ベストな営業が出来るよう日々精進しなければなりません。
そんな反省を与えてくれたブレイクでした。