社長ブログ
当社の給料体系
2026-09-10
当社の給料体系は固定給がやや高め、歩合率はどちらかといえば低め、といった感じです。
あくまでも私の主観ですが、トータルの支給額は業界平均から考えるとそこそこ高いのではないでしょうか。
営業マンの固定給は月額32.8万円が基準で、令和8年(2026年)現在の水準で言えば特別高いわけではありませんが、この固定給の額は平成29年(2017年)に決めた額でして、当時は他の競合他社と比較しても負けることはほとんど無いくらいの破格の?設定にしたつもりです。
会社設立が2015年ですので、まだ創業して間もないタイミングでこの金額に設定するのはとても勇気が必要だったのを今も覚えています。経済的な余裕は全くありませんでしたし、雇用した営業マンが全然利益を上げなかった場合や、固定給に満足してハングリーさを失う可能性等、考えればキリが無いくらいのリスクがありました。
しかし、それにもかかわらず高めの固定給を設定したのには明確な理由と私の信念があります。
それは社員に対して高めの固定給を約束すると、経営者である私の覚悟が決まると考えたからです。
固定給が低くて歩合率が高い会社であれば、社員が成果を上げなかった場合のリスクは会社からすると低いです。反対に成果が上がらなかった場合、社員に大きなリスクが降りかかってきます。経営上のリスクは低くなりますし、責任も軽くなります。悪い表現ですが、売上が上がらなかった時の責任の大部分を社員に取らせるような仕組みにも見えます。それはリスクを最小にするという意味で教科書的には正しい経営ですが、その選択肢を選ぶと私自身の精神的な成長は無いと思いました。
当たり前ですが一番大きな責任とリスクを取るのは会社と社長であるべきですし、せっかく雇用した、人生を預けてくれた社員を一人前に育てる責任も道義上会社側にあると考えたのです。毎月少なくない固定給を支払っていれば、教える側も本気にならざるを得ません。
私自身、営業マン時代にはフルコミッションを経験しています。売上が上がらなくても会社は助けてくれないという緊張感があり、在籍中は精神的に大きく成長した実感がありますが、その会社に長く在籍することはありませんでした。
人生の一時期にフルコミッションセールスを経験することは財産になる可能性が高いですが、長期間に渡って働き続けるのは一般的に難しいものがあります。
私は自分の会社を社員が長続きする会社にしたいのです。
独身で入社して、結婚して子供が出来ても問題なく働き続けることができる会社にしようと思えば、固定給の割合を高めに設定することは必要不可欠なことのように思えます。
また、責任とリスクの大きさとリターンはイコールです。
せっかく独立したのであれば妥協せずに自分の理想を追求したい気持ちもありました。
無難な人生、安全な人生を送るのであれば経営者になった意味がありません。
実は最近、全社員の固定給をベースアップさせる計画を立てています。
10年前に設定した給料水準のアップデートです。 当然毎月の固定費が上がりますので経営上は不利になります。現在特段不満が出ているわけではなく、何か困った事が起きているということもありません。今給料を上げなくても業績は変わらないかもしれません。
しかし、今の給料水準をこのまま長期間キープすると私の会社経営のコンセプトとずれていってしまう気がするのです。自分が取れる最大の責任とリスクを取り、大きな負荷をかけることが自分自身と会社の成長に繋がるという信念が私にはあり、それが自分にとっての初心なのだと思います。
