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不動産投資ア・ラ・カルト
成約に苦戦する場合の対処法①
賃貸でも売買でも成約に苦戦する事はよくあります。
むしろスムーズにいく事の方が少ないかもしれませんし、あまりにも簡単にいくというのはもしかすると条件が安いだけという可能性もあるでしょう。
今回は私の経験を元に成約に苦戦する場合の対処法を書きますが、別に苦戦していなくても実行すれば販売やリーシングがよりスムーズに進む事もあると思いますので、引き出しのひとつとして使って頂ければと思います。
また、経験の浅い方はもちろんベテランの方でも改めて自分の仕事を見直して頂いたり、更なる工夫のきっかけにしてもらえるかもしれません。
まず大きな前提ですが成約に苦戦している場合の原因はひとつではないという事です。
しかも何が原因なのかはっきりと判明する事は稀です。色んな対策を講じて様々なアプローチを試す必要がありますが、結果的に何が良かったのか何が効いたのか、わかる事はあまり無いという事を理解する必要があります。
これは答えが無い問題と向き合う覚悟がいります。不確実性に対してどう考えるかというメンタルの問題と言えるかもしれません。
その中でも私が試してきて手応えがあったものをシリーズ化しようと思っています。今回が第一弾です。
内容だけ見ると結構当たり前の事なのですが、第一弾は「寸法入りの図面を用意する」です。
これは特に賃貸で効果がありますが、売買でももちろん効果があります。
これからお店を開業しようとしている事業主の方やオフィスを借りようと思っている会社さんにとって、借りる物件の寸法はかなり重要です。
最初は大体何坪位とか、何平米位とか、最初はざっくりした広さで探していきますが、割と早い段階で寸法が必要です。自分が思った通りのレイアウトが組めるかどうか寸法がいるのです。
不動産屋や家主が提示している契約面積なんてはっきり言ってあてになりませんから最後は実際に測る事が多いですね。どうせいるのです。
色んな物件の資料を見ていると平面図がある物件と無い物件があります。あっても寸法入りでない場合もありますし、簡単な図面すら無い物件はやはりイメージがわきにくいと思います。
イメージがわきにくいのも結構痛いですが、それよりも致命的なのは書いてや借り手に不親切な印象を与えてしまう事でしょうか。実際に簡単な図面すら用意していない物件のオーナーは不親切だったり横着な人が多いかもしれません。
そんなものは偏見なのですが、偏見を計算に入れる事はこういう世界ではもはや常識です。
間口と奥行き+アルファ位の簡単な図面でもまずは十分ですので用意するようにしましょう、。
口で言うのは簡単ですけど、実際に準備するのは面倒臭いものです。でもそういう所で差が付くのです。
小泉
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